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AGA治療薬

フィナステリドの副作用は?性欲減退・ED・肝機能への影響を毛髪診断士が解説

フィナステリド・プロペシアの副作用

「フィナステリドを飲みたいけれど、副作用が怖い」「性欲が落ちる、EDになるという話は本当?」「もし副作用が出たらどうすればいい?」と不安に感じている方も多いと思います。

AGA治療を検討している人にとって、フィナステリドの副作用は気になるポイントの一つです。

結論からいうと、フィナステリドには副作用が起こる可能性があります。

一方で、服用した人全員に副作用が起こるわけではありません。

大切なのは、どんな副作用が知られているのか、どのような症状に注意するのか、気になる症状が出たらどうするのかを事前に理解しておくことです。

この記事では、毛髪診断士の禿吉が、フィナステリド・プロペシアの副作用について、公的資料や医薬品の添付文書などをもとに、できるだけ不安を煽らず、軽視もしない形で整理します。

この記事について
この記事は毛髪診断士の禿吉が執筆・編集しています。毛髪診断士は医師ではないため、AGAの診断や医薬品の処方は行えません。フィナステリドの服用中に気になる症状がある場合は、自己判断せず医師・薬剤師へご相談ください。

フィナステリドにはどんな副作用がある?

フィナステリドはAGA治療に使用される医療用医薬品であり、副作用が起こる可能性があります。

添付文書などで知られている主なものとして、性機能に関する症状があります。

  • 性欲減退
  • 勃起機能に関する症状
  • 射精に関する症状
  • 精液量の減少
  • 肝機能障害など

ただし、「フィナステリドを飲むと必ずEDになる」「性欲が必ず落ちる」という意味ではありません。

副作用の現れ方や程度には個人差があります。

性欲減退は本当に起こる?

フィナステリドの副作用として知られているものの一つが、リビドー減退(性欲減退)です。

服用後に「以前より性欲が低下した」と感じる場合があります。

一方で、性機能には体調、ストレス、睡眠、心理状態などさまざまな要因が関係します。

そのため、「少し性欲が落ちた気がするから、必ずフィナステリドが原因」と自己判断するのも適切ではありません。

症状が続く場合や不安がある場合には、処方した医師へ相談してください。

フィナステリドでEDになることはある?

フィナステリドでは、勃起機能に関する副作用が報告されています。

いわゆるED(勃起機能の低下)が気になる方もいるでしょう。

ただし、フィナステリドを服用した人全員にEDが起こるわけではありません。

副作用の可能性があることは理解しつつ、必要以上に怖がる必要もありません。

治療開始前から性機能への影響が気になっている場合には、診察時にその不安を医師へ伝えておくとよいでしょう。

実際に変化を感じた場合も、自己判断で薬の量を変えたり別の薬に変更したりせず、医師へ相談してください。

射精に関する副作用もある?

フィナステリドでは、射精に関する症状や精液量の減少なども報告されています。

性機能への影響は、

  • 性欲
  • 勃起機能
  • 射精

それぞれ別の症状として考える必要があります。

「性機能の副作用」と一括りにすると不安が大きくなりやすいですが、実際の症状や程度は人によって異なります。

気になる変化がある場合には、どのような症状がいつから起きているのかを具体的に医師へ伝えると相談しやすくなります。

フィナステリドの副作用はどのくらい起こる?

「副作用は何%くらいの人に起こるの?」と気になる方も多いと思います。

国内臨床試験では、フィナステリド投与群で性機能に関する副作用が確認されています。

報告されている試験の一例では、性機能関連の副作用は、0.2mg群で1.5%、1mg群で2.9%、プラセボ群で2.2%でした。

主な症状として、リビドー減退や勃起機能不全などが報告されています。

ただし、数字だけを見て「安全」「危険」と判断するのはおすすめしません。

副作用の発現率は、試験条件、対象者、調査方法などによって異なる場合があります。

重要なのは、副作用の可能性はあるものの、服用した人全員に起こるわけではないということです。

日本皮膚科学会の「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」では、男性型脱毛症に対するフィナステリド内服は推奨度Aとされています。

AGA治療として有用性が評価されている一方で、医薬品である以上、副作用や使用上の注意を理解したうえで使用する必要があります。

肝機能への影響にも注意

フィナステリドの添付文書では、重大な副作用として肝機能障害が記載されています。

肝臓は薬の代謝に関係する重要な臓器です。

特に、

  • 肝臓の病気がある
  • 過去に肝機能異常を指摘された
  • 他の薬も服用している

といった場合には、診察時に医師へ伝えてください。

「AGAの薬だから軽い薬だろう」と自己判断せず、医療用医薬品として扱うことが大切です。

気分や精神面の変化が気になる場合は?

フィナステリドについては、安全性情報の更新などを通じて、精神面に関する注意が示されることがあります。

この点について、インターネット上の情報だけから因果関係を自己判断することはおすすめしません。

服用中に、

  • 気分の落ち込みが続く
  • 精神状態にこれまでとは異なる変化を感じる
  • 日常生活に支障が出るほどの変化がある

など、気になる症状がある場合には医師へ相談してください。

精神面の症状がある場合も、「必ず薬が原因」と決めつけたり、反対に軽視したりしないことが大切です。

副作用が出たらどうすればいい?

フィナステリドを服用していて、

  • 性欲が明らかに低下した
  • 勃起機能に変化を感じた
  • 射精に関する変化が気になる
  • 体調の変化が続く
  • 服用前にはなかった症状がある

という場合には、処方した医師へ相談してください。

大切なのは、自分で勝手に薬の量を増減したり、別の薬へ変更したりしないことです。

服用を続けるか、中止するか、別の治療を検討するかは、症状や治療状況を確認しながら医師と相談して判断します。

自己判断で減薬・中止しない方がいい理由

副作用が怖いと、

  • 毎日ではなく2日に1回にする
  • 錠剤を自分で減らして飲む
  • 一度やめて様子を見る

と自己判断したくなるかもしれません。

しかし、服用方法を勝手に変更すると、適切な治療評価が難しくなる場合があります。

また、副作用が疑われる場合には、症状によって対応が異なります。

気になる症状がある場合は、自己調整する前に処方医へ相談することが基本です。

妊娠中の女性がフィナステリドに触れる際には注意が必要

フィナステリドについては、妊娠中または妊娠している可能性のある女性への注意があります。

フィナステリドは男性胎児の生殖器官の発育に影響する可能性があるため、妊婦または妊娠している可能性のある女性には使用しません。

また、砕けたり割れたりした錠剤への接触にも注意が必要です。

通常の錠剤はコーティングされていますが、薬が破損している場合などの取り扱いについては、添付文書や医師・薬剤師の説明に従ってください。

家族に妊娠中または妊娠の可能性がある女性がいる場合には、薬の保管場所にも注意しましょう。

子作り・妊活中でもフィナステリドを飲める?

妊活中のフィナステリド服用について不安に感じる男性も多いと思います。

このテーマについては、ネット上にさまざまな情報がありますが、自己判断で「続ける」「中止する」と決めないことが大切です。

妊活中の服用について不安がある場合は、処方した医師へ相談してください。

特に、家族計画や現在の治療状況も含めて相談しておくと安心です。

デュタステリドとは副作用が違う?

フィナステリドとデュタステリドは、どちらも5α還元酵素を阻害するAGA治療薬です。

フィナステリドは主にII型5α還元酵素を阻害し、デュタステリドはI型・II型の両方を阻害します。

ただし、「デュタステリドの方が作用範囲が広いから、副作用も必ず強い」と単純に考えることはできません。

薬の効果や副作用には個人差があります。

どちらが適しているかは、AGAの状態、治療歴、副作用への不安、既往歴、継続しやすさなども含めて医師と相談します。

ミノキシジルとは副作用の種類が違う

フィナステリドと外用ミノキシジルは、どちらもAGA治療で使われますが、作用の仕組みが異なります。

薬 主な役割 副作用・注意点の例
フィナステリド AGAの進行を抑える 性機能に関する症状、肝機能障害など
外用ミノキシジル 発毛を促す 頭皮のかゆみ、赤みなど

つまり、どちらも「AGA治療薬」ですが、副作用の種類まで同じではありません。

副作用が怖くてAGA治療を迷っている人へ

AGA治療を検討していて、

「効果は気になるけれど、副作用が怖くて始められない」

という方も少なくないと思います。

このとき、治療するか、しないかを一人で決める必要はありません。

まず医師へ、

  • どんな副作用が心配なのか
  • 持病はあるか
  • 現在飲んでいる薬はあるか
  • 妊活中か
  • どこまでAGA治療をしたいか

を相談してから考えることもできます。

医師へ相談したからといって、必ずフィナステリドを服用しなければならないわけではありません。

治療内容や副作用について説明を受け、自分が納得したうえで治療を選ぶことが大切です。

禿吉
禿吉
私もAGA治療について調べる中で、副作用はかなり気になりました。大切なのは「怖いから全部避ける」でも「大丈夫だろうと軽く考える」でもなく、何が起こり得るのかを知ったうえで医師に相談することだと思います。

フィナステリドの副作用についてよくある質問

フィナステリドを飲むと必ず性欲が落ちますか?

いいえ。性欲減退は副作用として報告されていますが、服用した人全員に起こるわけではありません。

症状が気になる場合は、処方した医師へ相談してください。

フィナステリドでEDになりますか?

勃起機能に関する副作用が報告されています。

ただし、すべての服用者に起こるわけではありません。

副作用が出たらすぐやめるべきですか?

症状によって対応が異なるため、自己判断で中止・継続を決めるのではなく、処方した医師へ相談してください。

副作用が怖いので半量にしてもいい?

自己判断で用量を変更するのは避けてください。

服用量については医師の指示や添付文書に従いましょう。

飲み始めて抜け毛が増えたら副作用ですか?

抜け毛が増えたからといって、すべてフィナステリドの副作用とは限りません。

AGAの進行、他の脱毛症、頭皮状態、身体状態など別の原因も考えられます。

子作り中はフィナステリドをやめた方がいい?

妊活中の服用について不安がある場合は、自己判断で中止・継続せず、処方した医師へ相談してください。

女性はフィナステリドを飲めますか?

日本皮膚科学会の「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」では、女性型脱毛症に対するフィナステリド内服は推奨されていません。

妊婦または妊娠している可能性のある女性については、添付文書でも使用しないこととされています。

まとめ|フィナステリドは副作用を理解したうえで使う

フィナステリドは、AGA治療で使用される代表的な治療薬の一つです。

日本皮膚科学会のガイドラインでも、男性型脱毛症に対するフィナステリド内服は推奨度Aとされています。

一方で、医薬品である以上、副作用が起こる可能性があります。

  • 性欲減退などの性機能に関する症状が報告されている
  • 勃起・射精に関する症状が報告されている
  • 肝機能障害にも注意が必要
  • 精神面の変化が気になる場合は医師へ相談する
  • 妊娠中の女性はフィナステリドの取り扱いに注意が必要
  • 妊活中の服用は自己判断せず医師へ相談する
  • 副作用が疑われる場合に自己判断で増減・変更しない

そして一番大切なのは、

「副作用が怖いからAGA治療はすべて危険」でも、「多くの人が使っているから何も気にしなくていい」でもないということです。

副作用の可能性を理解したうえで医師と相談し、自分が納得できる治療を選びましょう。

参考情報

※医薬品の添付文書、安全性情報、使用上の注意は更新される場合があります。実際の服用については、医師・薬剤師および最新の公式情報をご確認ください。

この記事を書いた人
禿吉
自身も薄毛に悩んだことをきっかけに毛髪診断士を取得。AGA・薄毛について、学会・公的機関・医薬品の公式情報と自身のAGAオンライン診療などの実体験をもとに、分かりやすく解説しています。毛髪診断士は医師ではないため、診断・処方は行いません。
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