- フィナステリドの効果と副作用
- フィナステリドの選び方
- フィナステリドの購入方法
フィナステリドとは？
フィナステリドは、男性型脱毛症（AGA）の進行を抑えるために開発された内服薬です。
もともとは前立腺肥大の治療薬として使われていましたが、髪の成長を促進する効果があることが発見され、AGA治療薬として普及しました。
現在、世界中で承認されている代表的なAGA治療薬であり、日本でも厚生労働省の認可を受けています。
また、日本皮膚科学会ガイドラインの「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」で薄毛の改善に効果のある治療法としてフィナステリドは推奨度「A」としてすすめられています。
フィナステリドの効果と仕組み
AGAの原因物質であるジヒドロテストステロン（DHT）は、男性ホルモンのテストステロンが5αリダクターゼという酵素によって変換されることで生まれます。
DHTは毛根に作用し、ヘアサイクルを乱して抜け毛を増やすため、AGAの進行を早めてしまいます。
フィナステリドは、この5αリダクターゼを抑制し、DHTの生成を防ぐことで、脱毛の進行を食い止める効果が期待されます。
フィナステリドの効果を実感できる期間
フィナステリドは継続的に服用することで効果を発揮します。
効果を実感するまでの期間は個人差がありますが、最低6ヶ月は継続することが推奨されています。
一般的なフィナステリドの効果を実感する期間は以下の通りです。
- 3ヶ月～6ヶ月：抜け毛の減少を感じ始める
- 6ヶ月～1年：薄毛の進行が抑えられ、髪のコシやボリュームが増す
- 1年以上：安定した状態を維持しやすくなる
フィナステリドの副作用
フィナステリドにはまれに副作用を起こすリスクがあります。
主な副作用は以下の通り。
- 性欲減退・勃起不全（約1～5%）
- 精液量の減少
- 肝機能の低下（まれ）
また、フィナステリドは妊婦・女性の接触は厳禁です。
理由は、フィナステリドは妊婦が触れると胎児に影響を及ぼす可能性があるためです。
取り扱いには十分注意しましょう。
フィナステリドの選び方
フィナステリドを実際に服用するためには、フィナステリドを処方してもらう必要があります。
AGAクリニックやAGA診療のある皮膚科でも処方は可能です。
また、AGAクリニックでも薬の種類を選択することができます。
具体的にフィナステリドを選ぶ際のポイントを解説します。
先発品とジェネリックの違い
フィナステリドには先発薬とジェネリックの二種類があります。
| 種類 | ブランド名 | 価格（月額） | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 先発品 | プロペシア（MSD社） | 約6,000～8,000円 | 臨床試験データが豊富で信頼性が高い |
| ジェネリック | フィナステリド錠（ファイザー・サワイなど） | 約3,000～5,000円 | 先発品と同じ成分でコスパが良い |
先発薬は「プロペシア」という名称で、MSD社が提供しています。信頼性が高い反面、価格が月額で約6,000～8,000円と少し高くなります。
ジェネリックはフィナステリド錠としてファイザーやサワイなどから提供されています。成分は同じですが、価格が月額約3,000～5,000円と少し安いです。
- 信頼性を重視するなら「プロペシア」
- コスパを重視するなら「ジェネリック」
どちらを選んでもフィナステリドの成分は同じですが、薬には「相性」があるため、どちらの方が効果が高いというのは一概に言えません。
自分に合った選び方を選択してください。
国内製と海外製の違い
フィナステリドには国内製と海外製の違いがあります。
| 種類 | 代表的な製品 | 価格（月額） | 安全性 |
|---|---|---|---|
| 国内製 | プロペシア、ファイザー、サワイなど | 約3,000～8,000円 | 医師の処方が必要で安全性が高い |
| 海外製 | フィンペシア（インド製）など | 約1,500～3,000円 | 安価だが偽物や品質リスクあり |
国内製は、プロペシアやファイザー、サワイといった製品で、医師が処方しています。
価格は月額3,000～8,000円と幅はありますが、安全性の高さがメリットです。
海外製は国内で購入するには個人輸入という方法でしか入手できません。
フィンペシア（インド製）などは、月額1,500～3,000円と非常に安いのが特徴です。
ただし、個人輸入にはリスクがあり、偽薬や思わぬ副作用が出る恐れもあります。
私個人としては、やはり医師による処方で国内製のフィナステリドを服用するのが安心、安全でおすすめです。
ただ、継続的に服薬していて、お金の面厳しいという方は、リスクを覚悟して海外製を利用するのもひとつの選択肢だと思います。
- 安全性を重視するなら国内製
- 価格を抑えたいなら海外製（ただし自己責任で）
まとめ：フィナステリドの選び方
- 信頼性を重視するなら先発薬・国内製の「プロペシア」
- コスパを重視するなら「ジェネリック」
- 一番安く購入するなら「海外製を個人輸入」（自己責任）
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